裾野市の出生数の推移

井出さとる

毎年、静岡県が公表する人口動態から見えてくる、井出が考える裾野市の課題をお伝えします。

出生数の最近の傾向

井出さとる

裾野市の出生数は、平成22年の644人をピークに減少しており、平成28年は458人と平成22年と比較して▲186人(▲29%)となっています。

ちなみに、裾野市の全人口の減少率はおよそ3%なので、出生数の減少の速度が桁違いで進んでいる事になります。

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えー!そんな事が起きているなんて知らなかった!

何で出生数の急激な減少が起きているの?少子化が影響しているの?

相談者

井出さとる

裾野市は人口減少への取り組み強化以降も、出生数の減少が止まっていません。

また裾野市は全出生の7割を25歳から34 歳の女性がされているので、出生数の大幅な減少は、25 歳から34 歳までの女性の人口減少の影響が顕著に出ているのではと考えます。

裾野市は女性人口の急激な減少に歯止めを掛けることが最重要課題と考えます

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年齢別の女性人口の傾向

だけど、40歳から45歳、45歳から49歳は増加しているようだし、15歳から19歳は横ばいの様に見えるけど・・・

相談者

井出さとる

40歳から49歳の女性が増加傾向なのは、裾野市が人口増加の最中だった平成21年頃までに定住された方々だと思います。

15歳から19歳の女性の数の増加は、大学進学前のご子息でまだ裾野市から通学されていると思われる年代だと思います。

なるほど!それなら20歳から34歳までの女性人口がそろって減少しているのはなぜかしら?

相談者

井出さとる

そこなんですよ!とても大切なところは!大きく分けると2つの要因があると考えています

1つめは20歳から24歳までの女性の人口減少は進学、就職などで市外に転出する方ではないかと思います。ある意味で田舎では仕方のない事かもしれません。

だけど、もっと大切な事は2つめだと考えます。

25歳から39歳の女性人口の減少を食い止める

もっと大事な2つめって何?

相談者

井出さとる

年齢別の出産数の推移からも25歳以上の女性は、結婚や就職などで裾野市に移住されてきた方のはずなんです。裾野市の特色はそれら年代の方々の転入(社会増)が際立っている街なんですが、出生数が多い25歳から39歳の女性の人口減少が著しい事から、今後「このままでは」子どもの減少がさらに加速することが考えられます。
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じゃあ、何で女性の人口が減少に向かってしまっているの?

相談者

「住みたい」の入り口は「魅力や憧れ」

井出さとる

子育て世代に裾野市で家族をつくり、子どもを産み育てようと決意して頂くための一番最初の入り口は、「自治体に対する魅力や憧れを感じて頂けるか」という事に尽きると考えます。

「自治体に住む」なんて大きな行動でなくても「○○に行きたい!」という気持ちは、顧客の心を掴む魅力や憧れがが起点になっていますよね

そうよね~。結婚、持ち家、出産などのライフステージの大きな変化がある時こそ、将来の夢や希望が感じられる所に住みたいと考えるよね~。

相談者

井出さとる

ライフステージが変化する世代の、心を掴む魅力や憧れとは何か?それを裾野市はどの様に高めるのかを考える必要があります。

そして、裾野市に住む事を選んで頂き、子育てなどの生活のなかで、子育てと地域との繋がりを実感し、仕事や子育てが軌道に乗って来る段階まで来て、やっと「裾野市に対する愛着」につながっていく、という事だと考えます。

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