井出さとる
地区別人口のコーホート分析から見えてくる、井出が考える強み・弱みをお伝えします。
今後、5回に渡って全地区の分析結果をお示します。
裾野市の人口
この前、裾野市全体の人口について話してくれたよね。
相談者
井出さとる
色々聞いてくれてありがとうございます!
同じデータですが、解析方法を少し変えたので改めてお見せしますね。
裾野市の強み
- 18歳→26歳間の人口増加
- 特に19歳位、25歳位での増加が目立つ
裾野市の弱み
- 26歳位を境に人口減少に転じる
- 人口減少に転じる年齢が年々若年化
- 人口増加最大人数が年々減少
なるほど~。だけど、これでもう充分じゃない?
相談者
井出さとる
裾野市には5つの区があり、それぞれの集落形成で成り立っています。
裾野市全体の状況とそれぞれの区で強み、弱みが同じかを確認していく必要があります。
富岡地区の人口
井出さとる
初回は富岡地区の状況をお見せしますね。
富岡地区の強み
- 18歳→26歳間の人口増加
- 特に19歳人口が増加に転じているのは富岡のみ
富岡地区の弱み
- 転入人数が減少傾向
- 人口減少に転じる年齢が年々若年化
- 転入以上に転出傾向が強い
尖がった剣の様に増減が激しいわね。
相談者
井出さとる
沢山転入してくるけど、そのほとんどは転出してしまっている様に考えられます。
転出が加速する要因って…
こんなに激しい勢いで転出してしまう理由は何?
相談者
井出さとる
本当の理由は転出する人にしっかりと理由を聞く事が大事だと思います。
裾野市は転出者にアンケートをしている様ですので、それらを解析すると要因が解るかもしれませんが、現状では井出は理由が把握できていません。
それじゃ、理由が全く解らないの?
相談者
井出さとる
25歳から30歳のおよそ50%が企業寮、社宅関係にお住まいの方です。
これらの方々が富岡地区から転出する時、市外に転出しているのか、市内の他地区に転出しているのかは、裾野市に資料請求なども試みましたが、追跡ができませんでした。
井出さとる
富岡地区に限らず「家を建てる場所が無い」という声を頂く事も多いです。
「場所が無い」事が弱みの「真の要因」なのか、
「他に重要な要因があるか」詳細の検証が必要だと思います。
私も裾野には、場所がない思っている人です。場所がないと言う言葉だけを聞いて要因にすると、「十里木もある。」等とんでもない山の上の場所も入るので、要因は場所だけではないと思います。場所がないと言う意味合いとして、その人の今までの生活環境に左右されると思いますが、個人的には、生活をする上で困らない場所が、物件として出てこないと言う事だと思います。仮に物件が出て来ても、私の経験として高い、墓地の横、学校が遠い、買い物までの距離が遠い等のデメリットがつきものでした。実家から離れ一生に一度の買い物をする上で、会社が近いのはメリットでも、家族の生活環境も大事。プライベートの充実も大切。となると商業施設や公共施設などの発展が期待できない。また、その施設が揃っている場所に土地がなくて住めない裾野はやはり魅力がないとなってしまうと思います。裾野市全体がもう少し商業等の発展に力をいれることに期待出来れば、今ある土地も、選択肢になりそうな気がします。多分同じような意見をたくさん聞かれていると思いますが、人口減少を考えるのであれば、もう少し同様の意見に真剣に向き合って変えていってほしいです。
ふーさん
ご意見ありがとうございます!
ふーさんのおっしゃる事が、そのまま多くの皆さまから、裾野市に対する声として頂いています。
「場所がない」の枕言葉には「コストパフォーマンス」という言葉がつき、裾野市の居住環境はコスパが低いという事の様です。生活に必要な商業施設の発展についても、同様の声を頂いております。
先日、不動産業者とお話する機会がありましたが、裾野市の物件の動きが本当に良くないとの嘆きの声を頂きました。
人口減少対策=定住対策では無い事を、ふーさんのご意見で改めて実感しました。
ありがとうございます。
こんなに早く返信頂けるとは思っておりませんでした。ありがとうございます。
議会だよりなどを見ても、変わらぬ裾野に苛立ちも覚えつい投稿してしまいました。
ちなみに深良地区、特に駅予定地周辺は裾野駅前開発計画より先に進めることはないのでしょうか?田畑を商業地にする等。土地もあり一番発展に効果がありそうな地域だと思うのですが、どうなのでしょうか?市街化調整区域と言うのは理解しているのですが、その辺を変更できれば早い気がするんですがどうなのでしょうか?
ふーさん
昔「深良新駅」と呼ばれていたあたりは、裾野市の総合計画内で「新市街地」と表記されました。
JRが駅設置の条件を「1日2千人の乗降客を確保」と提示しているとの事ですので、駅を設置したいエリア周辺の居住者を増やす事が不可欠です。
そういう意味でも井出は「新市街地」への発想転換は正しいと考えています。
また、井出は「新駅」はJRだけでなくても良いと考えています。例えば「道の駅」も設置して高速バスの駅(バスターミナル)などを設置すれば、JR利用者と高速バス利用者の相乗効果も期待できるかもしれません。
一方で市街化調整区域に新市街地を創出するためには、「地区計画」を作る事が不可欠で地元(地主)の結束した意思統一が不可欠です。地主の反対があれば地区計画の策定どころではありません。当然、裾野市も受け身では前進速度が上がりません。
今の進捗状況では裾野駅西の区画整理事業より「後、先」という議論以前の状況だと考えています。
少しでも早期に意思統一ができ、都市計画提案制度を活用した新市街地の実現を切に願っています。
井出さん
教えて頂きありがとうございます。新市街地は、車中心で先ずは発展と言うことで私もいいと思います。いろんな車とハブ化でつながる等出来るといいですね。少し期待が持てました。あとは、スピード感があるといいです。宜しくお願いします。
ふーさん
ご意見ありがとうございます!
人が集まる為には「ハブ化」が必須です。
およそ10年前から「ハブ化」を押し出していた御殿場市は
現在、仕事「以外」で転入する方が増加しているそうです。
「御殿場市」が「住みたい」が目的となる自治体へと変貌しています。
「職住近接」だけでは、魅力とはなり得ない事が示されている好事例です。
裾野市も好事例を見習い、活かしたいですね。
井出さん
一般質問の内容見ました。
まさにここで話した内容が、上がっていてありがたく感じています。有難うございます。実現出来るよう頑張って下さい。お願いします。他にも同感している人がどれだけいるか、いいねボタンみたいので見れると面白いそうですけどね。案に対する感心がどれだけあるか分かりそう。どれだけ見ているかも。
ふーさん
ご意見ありがとうございます!
執行部(行政当局)がやる気にならなければ、市民、議員がどれだけ要望や提言を繰り返しても、残念ながら実現には近づきません。
「やらない理由」ではなく「出来る理由」を一緒に考えられる様に、精一杯取り組んでいきます。
ありがとうございました。