井出さとる
地区別人口のコーホート分析から見えてくる、井出が考える強み・弱みをお伝えします。
4回目は深良地区の分析結果をお示します。
深良地区の人口推移の「強み」「弱み」
深良地区の強み
転入・転出の繰り返し
18歳位までは安定した推移
深良地区の弱み
減少傾向が強まっている
転入・転出が波の様になっているわね。
相談者
井出さとる
人数の総数が80名程度なので、増減が過敏に見えるかもしれません。
しかし、H17時に16歳(H30に29歳)の年代(グラフ青線)で減少傾向が強まっています。
井出さとる
一方で、深良地区の子どもの推移は18歳位までは、比較的横ばいで安定しているんです。
ほんとうですね。
相談者
井出さとる
小中学生の頃は、比較的子育てしやすい環境だという事かもしれません。
人口減少、かつ世帯数の減少も見られる「深良地区」
井出さとる
一方で気になる兆候が見られます。
気になる兆候って?
相談者
井出さとる
裾野市全体では、人口減少に入りながらも世帯数は増え続けているんです。
しかし深良地区は平成26年以降、人口、世帯数共に減少に転じています。
加えて、世帯減少に転じてから、人口減少のスピード(上記グラフ赤線)が強まっている様にも見えます。
人口が減少しているのに世帯数が増えるって…イメージできないわ…
相談者
井出さとる
詳細は非公開なので想定ですが、1世帯当たりの人口が減っているという事です。例えば独居の高齢者が増えているとかもあるかもしれません…
なるほどね。でも深良地区では人口が減って世帯数が減るっていう事は、つまり…
相談者
井出さとる
鋭いですね!空き家が増えてくる可能性もあるという事です。
裾野市の中でも、他地区と違う人口動態を示している地域が深良地区という事です。